会社を辞めて、自分の事業を起ち上げた時、僕は期待よりも不安の方がずっと大きかった。ニュージーランドと関わっていこうと決めたものの、どう関わっていけばいいか。何をすればいいか。先が見えなかった。
事業を始めるにあたって一番悩んでいたのは、リスクを避けるため確実に稼げることから始めるか。それとも自分がやりたいことを思いっきりやるか。
最初は不安の方が大きくて、確実に稼げそうなビジネスにいくつか手を出したんだけど、やっぱりしっくりこない。そしてすぐに飽きて投げ出してしまう。
そんなことが続いて、自信を無くして、凹んで、そんな自分が情けなくて、引きこもってた時期があった。
そんな中である人から言われた。
「ワクワクすることをやりなさい」と。
なぜワクワクすることをすべきなのか。
なぜ好きなことをやって生きるべきなのか。
今になって、その意味がやっと分かるようになった。
結論から言うと、
【好き】
このエネルギーに勝るものはない。
大好きなことをやって生きている人から発せられるエネルギー。負のオーラ全開の人から発せられるエネルギー。
どっちの人と一緒にいたいか?
どっちの人と一緒に仕事をしたいか
暗くてため息ばかり、ついているような人といたくないし、仕事したくない。
キラキラしている人、ワクワクしている人と一緒にいたい。仕事をしたい。
人は生まれながらの【好き・嫌い】がある。
それこそが【ぼくがぼくである理由】であって【君が君である理由】だと思うんだ。
それこそが【真の個性】であって、
それに「いい・悪い」なんて存在しない。
「自分らしさ」がわからない人は、まず自分の好き・嫌いに忠実になってみる。
「いい・悪い」で判断するのではなく「好き・嫌い」で判断する。
「好き・嫌い」を軽視することは、自分自身を軽視しているのと同じ。
自分の好きなことを見つけなければならない。もし、まだそれが見つかっていないなら、探し続けなければならない。妥協してはならない。
ー スティーブ・ジョブズ
今、やっていることや積み上げてきたものを手放すことは勇気がいるかもしれない。
でも「好き」を見つけることが、幸せに生きる最短ルートだと、僕はそう信じている。
「好き」を共有できる仲間。
「本音」で語ることのできる仲間。
「ありのままの自分」でいられる仲間。
この仲間達の存在は、間違いなく人生を豊かにしてくれる。
「好き・嫌い」を我慢する必要なんて、かけらもない。
好きなことをやって生きる人生か。
それ以外か。
それは自分が決めること。
「大好きなことをやって生きる人生」を選んでわずか半年で、僕の人生は劇的に豊かになった。
僕はこれからも大好きなことをやって生きていく。それが僕の人生だから。
富松卓哉 | Takuya Tomimatsu
ニュージーランド写真家
【Small is Beautiful 〜小さく美しく生きる〜】をライフテーマとし、必要以上のモノを持たない暮らし、そして”好き”を軸に生きるライフスタイルを追求し続ける写真家。
ニュージーランドで学んだ『Small is Beautiful』という生き方を日本に届け、少しでもポジティブな未来へ繋げることを目標に、写真展や講演会・執筆活動などを行っている。2016年からは日本全国でニュージーランド写真展を開催。現在まで16カ所で開催し、1000名以上を動員する。
現在も毎年2~3ヶ月間をニュージーランドで過ごし、ガイドブックやフォトエッセイの出版に向けて、各地を訪れ、撮影や取材を行っている。また『ニュージーランド・リトリートツアー』をプロデュースするなど、”好き”を軸に活動の幅を広げている。
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