お金があることで、買いたいものを買えるようになる「金銭的な自由」。病気が治ることで、やりたいことができるようになる「身体的な自由」。など様々な形の「自由」があるけれど、結局は「自らであることを由(よし)」としない限り、本当の意味での「自由」は手に入らない。

幼い頃は、誰もが人の目を気にせず、やりたいこと・好きなことだけを思いっきりやっていたはず。失敗しても、誰が何を言われようが、できるようになるまでひたすら真っ直ぐに続けていたはず。

それが人は成長するにつれて、周りの目を気にするようになって、自分を抑えつけ、社会の順位付けを意識し、肩書きや収入・会社名といった「周りからの評価」ばかりを気にするようになる。

そして「自分が何を好きか」「自分はどんな人間であるか」を徐々に見失っていく。

自分には才能がない。
自分には無理だ。
そんなのできるわけがない。
好きなことでは食っていけない。

お金がないから、
時間がないから、
家庭を持ってしまったから、
親がこう言うから、
上司がこう言うから、
周りがこう言うから、
仕事が忙しいから、
不況だから、

と自分以外のものに責任転嫁することで、自分がやらないこと・できないことを正当化し、自分で勝手に作った「心の牢獄」に自ら入る。それがどれほどその人の可能性を閉ざしてしまっていることか。

できない理由を探すのは簡単。ないものねだりになるのも簡単。でも自分の「外側」にフォーカスして生きている限り、その人の人生は何も変わらない。

今、自分にできることは何か。
今、自分のあるものでどうするか。
足りないものがあるならば、どう手に入れるか。

自分の「内側」にフォーカスして、自分の人生を自らの責任で歩み始めた時、その人の人生は劇的に変わっていく。

どちらにフォーカスして生きるかは自分次第。結局、自分を「不自由」にしているのは自分自身に他ならない。だからこそ、まずは自らであることを由とする。

いくら給料がいい会社であっても、どれだけ多くの知り合いがいたとしても、「ありのままの自分」でいられないのであれば、それは本当の意味での「自由」とは言えない。

Free your mind.
何も恐れなくていい。ありのままの自分を解放しよう。

その先に必ず、「本当の豊かさ」が待っていてくれるから。

トミマツ タクヤ


ニュージーランド写真家

大学卒業後、大手企業に就職するも会社員生活に馴染めず転職を繰り返す。度重なる体調不良をきっかけに会社員生活に終止符を打ち、2013年 世界一周を夢見てニュージーランドへ初渡航。数ヶ月の滞在予定がニュージーランドのライフスタイルやウェルビーイング(心の豊かさ)に衝撃を受けて、1年4ヶ月もの歳月を過ごす。

帰国後は人生観を大きく変えてくれたニュージーランドの魅力を届けるべく、ニュージーランド写真家として活動を開始。『Small is Beautiful -より小さく より美しく-』をテーマに撮影・表現活動を行う。2015年から過去50回に渡り「写真×音楽×ストーリー」を組み合わせた上映会スタイルの写真展『Small is Beautiful』を日本全国で開催。”写真展示のない写真展” として話題を呼び、延べ5000名以上を動員。自身の人生をも変えたそのメッセージと世界観は多くの人の感動を呼ぶ。

2018年9月にはガイドブック『LOVELY GREEN NEW ZEALAND』を四角大輔氏らと共に出版。2020年1月にはニュージーランドの最長ロングトレイルコース『テ・アラロア』3,000km縦断に挑戦するも、ロックダウンにより1,100km時点で中断(2022年11月より再開予定)。

2020年5月には幸福先進国ニュージーランドに学ぶ「心豊かな生き方=Small is Beautiful」について学び、実践するための オンラインコミュニティ『iti(イティ)』をスタート。日本にいながらもニュージーランドを感じられるような場を作るべく『iti village project』を起ち上げるなど、“Small is Beautiful” の世界観の追求を続けている。

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▶︎ 撮影用HP:TAKUYA LeNZ Photography

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