Photo Gallery

フォトギャラリー

「海」からの贈り物|隠岐の島

ずっと「海」のそばで暮らしたいと思っていた。

「船の上から眺める夕日は抜群にきれいよ。案内するから乗っていきな」

地元で漁を営むじいさんの言葉に甘えて、船に乗せてもらうことに。

隠岐には沖縄のようなフォトジェニックな海景色があるわけではない。でも海の中に潜ると、どこまでも澄み渡り、海の生物にとって天国のような世界が広がっていた。

隠岐近海では、サザエやニイナなどの貝類。ワカメやもずくなどの海藻。タイやイサキ、カワハギなどの高級魚。タコやイカも元気に生息していた。

ただ「美しい」のではなく、海の生物にとって本当の意味で「豊かな海」が広がっていた。そして夏の穏やかな隠岐の近海は、他の海にはない「優しさ」と「柔らかさ」に包まれていた。

ずっと「海」のそばで暮らしたいと思っていたという依頼主の五十嵐杏美ちゃん。「海」にルーツやシンパシーを感じる女性は「産み出す」ことがテーマだという。

人を包み込んでくれるような「優しさ」と「柔らかさ」を併せ持つ海があったからこそ、杏美ちゃんがここで暮らしたいと思った1つの理由なんじゃないか。そう思わざるを得ないほど、不思議な優しさに溢れた、柔らかい海だった。

About 隠岐の島(隠岐諸島)

隠岐諸島は島根半島の北方40~80kmの日本海に浮かぶ島々で、住民の住む4つの大きな島と、他の約180の小島からなる諸島。人口は約2万3千人。

円形で最も大きな島を「島後(どうご)」、知夫里島・中ノ島・西ノ島の3島を「島前(どうぜん)」と呼ぶ。(隠岐諸島から見て本土に近い方を「島の前方:島前」、遠い方を「島の後方:島後」と呼ぶのが由来)

隠岐はかつてユーラシア大陸の一部で、その大陸から分離して日本海が誕生し、隠岐諸島が形成された。そのため、隠岐の地質や自然環境、歴史・文化などの地域資源は、世界的に見ても貴重とされ、2009年10月に「日本ジオパーク」に認定された。

また隠岐諸島は、聖武天皇の時代に「遠流の地」として定められてから後鳥羽上皇や後醍醐天皇をはじめとする約3,000人余りの人が流され、隠岐の文化形成に大きな影響を与えたと言われている。

プロジェクトデータ
【プロジェクト内容】
地方創生プロデュース&撮影
【撮影地】
隠岐の島 布施地区
【依頼主】
地域おこし協力隊 五十嵐杏実
【撮影 / プロデュース】
富松卓哉
【撮影日】
2018年7月
【カメラ】
Nikon D750
【レンズ】
AF-S NIKKOR 85mm f1.4G / 35mm f1.4G / 14-24mm f2.8G ED